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2006年02月22日

談合はお役人の習俗文化である

防衛施設庁の談合汚職は実にけしからん。
さきの橋梁談合摘発を、彼らはどんな思いでみていたのか。
こっちもばれないか、と戦々恐々としていたのか。
それでもやめなかった。
なんと懲りないやつらである。

それは彼らに「罪の意識」がないからだろう。
談合はするが、個人が私腹を肥やしたわけではない。
先輩の生活のためにやっていることだからというわけだ。
ということは、将来のオノレのためでもある。

定年退職から年金を受け取る年齢までの5年間の生活を
保障するためだから、別に悪いこととは思っていないんだろう。

だから、この種の談合は「浜の真砂」のように、これからも
尽きることはない。
ひょっとすると、談合汚職はわが国のお役人の「習俗文化」
ではなかろうか。

台湾が中国に経済進出するのは、次の利点があるからという。
  ①労働コストが安価であるから。
  ②言葉が同じ中国語であるから。
  ③地理的に近いから。
  ④同じ「賄賂文化」をもっているから。

わが国もお役人に関する限り、この④の特質は中国と同じである。
談合はわが国お役人天国の「習俗文化」になっているんだろう。

「贈収賄罪」というものは「自然犯罪」ではない。
殺人や強盗は自然犯罪である。
刑法で「殺人を行ってはいけない」という条文はない。
ところが贈収賄については「これを行ってはならない」と規定してある。
この条文がなければ、贈収賄は処罰の対象にはならない。

これを「制度犯罪」ともいう。
選挙運動で「戸別訪問」がある。これは今では罪になるが、
終戦直後の選挙では罪にならなかった。
「戸別訪問をしてはならない」という条文がなかったからだ。
制度よって罪になったり、ならなかったりするのである。
制度犯罪とはそういうものである。

「贈収賄や談合をしてはならない」という条文がなくても
罰することができるようになりたいものだ。
談合や贈収賄などを「自然犯罪」とするには、文化の質の向上が
なければならない。

道は遠い。これからもこんな「犯罪」はなくならないだろう。
お役人が「優遇」される社会は、未成熟社会である。

投稿者 takaakira : 2006年02月22日 14:36

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