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2008年11月25日
空幕長論文問題の本質を外すな
前空幕長の論文問題の議論が、的外れになっているので、
当時の私のブログを再掲して「軌道修正」を期待する。
問題は、彼が「なにを言ったか」ではなく、外部に「発表」したそのことにある。
ここのところを外すと、コトは彼の主張の評価をめぐる論議となってしまう。
「兵は凶器である」の自衛隊の恐ろしさを認識することがなくなってしまう。
この「発表」自体を問題として、徹底的に自衛隊を「粛軍」すべきときである。
2008年11月12日
兵は凶器なり・やがてクーデターが・国民よ目覚めよ
11日の参議院の参考人質疑で、前空幕長は国会議員を前にして、
「私の書いたものは、いささかも間違っていない」
「憲法は間違っている。改正すべきだ」
「国民に不安を与えたというが、ヤフーで58%が私を支持している」
「自衛官にも言論の自由がある。言論統制はおかしい」
など、とうとうと述べ立てた。
この場面をテレビで見ていて、私は慄然とした。
前空幕長が背広だったため、ことの重大性が政治家には理解できなかったようだ。
彼に制服つまり階級章をつけた「軍服」を着せて、このシーンを想像してみよう。
まともな政治家ならきっと「慄然」とするはずである。
「背広」にたぶらかされたプアーな政治家でも、「軍服」を着た軍人が、
国会内で議員を相手にこれだけのことを吼えまくったとしたら、
自衛隊というものが恐ろしくなることだろう。
それでも恐ろしさを感じない人は、バカな政治家としかいいようがない。
今回のことで危機意識において、情けないことに麻生総理はどうやら
この「バカ政治家」に近いようだ。
さらに怖いのは「私が指揮をすれば1000人以上が応募する」との発言だ。
論文募集に応じる自衛隊員のことについての発言である。
この人物の「私的」な指揮に応じる隊員が1000人以上もいると自慢しているが、
このことは、クーデターの基本形ではないのか。
軍組織を離れて、指揮官の私的な命令に従うことは「クーデター」の基本形
であることに、なん人が気づいているのか。
クーデターは、指揮官個人の「カリスマ性」に負うところがおおきい。
「226事件」における、安藤輝三大尉がそうだった。
前空幕長は、国会で「クーデター」の可能性をほのめかして、
政治家を脅したと、とれないこともない。
武器を持った唯一の組織の長のこの発言は「脅迫」と受け取って、
厳しい処置をしなければ、将来に禍根を残すことになる。
「兵は凶器なり」を、じっくり考えねばならない。
このあたりの感覚は、いまの政治家にはまったく欠けている。
発言の「内容」ではなく、発言した「公表」したそのことが「危険」なのである。
発言内容を論じれば、前空幕長に「論議」のチャンスを与えることになる。
こんなことも分からない政治家が、私は情けないというより、憎くなってくる。
自衛隊には「言論の自由」はない、ということを徹底すべきである。
前空幕長のような意見を公表したければ、自衛隊を辞職してから行うべきである。
その組織の禄を食みながら、その組織を否定するような言動をすることは、
「武士」として、もっとも恥ずべきことである。
その意味で田母神なる人物は「武人」ではない。
そんなものが空幕長職にあったことは、自衛隊の歴史の一大汚点である。
総理を護衛する護衛官(SP)が、
外部に向かって「オレはこの総理の考えは間違っていると思う」とか
「SPでも言いたいことを言う権利がある」などといったり、
そのような文章を公表したとする。
守るべき総理を否定するようなことを、外部に公表するようなSP。
こんなSPに、安心して総理の警護が任されるのか。
油断すると総理は、SPから暗殺されるかもしれない不安がつきまとう。。
インドのガンジー翁の暗殺がそうだった。
さらに、このような危険人物を「放置」してきただけでなく、
自衛隊三軍のトップにまで引き上げたことである。
そんな自衛隊の組織が問題である。
そのうえ、自衛隊員の士気を向上させるために、
現在の政府の方針、見解を「自虐史観」として否定する教育を長い間、
隊内で行ってきたことも問題である。
これは、クーデターへの「思想訓練」であるといえるのではないのか。
自衛体内には、こうした教育によって、第二第三の「空幕長」が
育っているのではないのか。不安でならない。
私も「嗜虐史観否定論者」だが、それを自衛隊で教えていたとは恐怖である。
政府や国民が、今のような貧弱な甘い対応をしていては、
クーデターが、妄想ではなくなる日がく、やがてるのではないか。
80歳目前の私は、その日まで生きていたくない。
「226事件」後に、梅津美次郎将軍による「粛軍」が強行され、
クーデターの根底まで徹底的に破壊された。
それほどの気概で、ことの処理に当たらねばならない。
余談だが「梅津将軍」は大分の人である。
投稿者 takaakira : 13:34 | コメント (0)
投稿者 takaakira : 2008年11月25日 11:03